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京都アニメーション~祈り~

令和元年7月18日に発生しました、京都アニメーションへの放火殺人事件。

発生から1週間が過ぎました。

 

34名の方々の尊いお命が奪われたこと、そして、多くの方が傷つき苦しんでおられることに、深い悲しみを覚えます。

 

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、負傷された方々のご回復を、心から強く願っております。

 

 

事件発生のニュースを初めて知った際には、強いショックを受けました。

 

素晴らしい作品を作ろう、人に感動を与えようと、真剣に作品作りをされておられるクリエーターが集まっている所に火を放つ…。恐ろしく、そして許しがたい行為だと思い、強い憤りを感じました。

 

7月18日の夜には、事件のニュースから受けたショックのためか、胃が痛くなりました。

最初は、信じられないという気持ちでした。そして心が痛みました。

 

事件後、いてもたってもいられず、アニメイト店頭で開始された、京アニ支援募金に募金し、また本日は、京都アニメーション支援金預かり専用口座に、微力ながら、支援金を送らせていただきました。

 

京都アニメーションの力強い復活を、心より願っております。

 

京都アニメーション支援金預かり専用口座の案内(京都アニメーションHPより)

 

 

 

自分自身、元々アニメは好きで、数年前はよく見ておりました。

ここ数年は忙しく、アニメからは少し離れておりましたが、ジブリ作品と京アニ作品は、自分の中では別格な存在でした。

 

京アニ作品を初めて見たのは、『けいおん!』でした。

タイムリーではなく、放映後しばらく経ってから。

話題になっておりレンタルで借りて観ました。

 

2011~12年頃のことでした。

 

ちょうど、その頃に日本のアニメに魅せられて、色々と見たりするようになり、自然と京アニ作品を見たいと思うようになりました。(ちょうどこの頃、ボカロを使った楽曲制作を始めた頃になります。現在はボカロ曲は作ってはおりませんが…。)

 

『けいおん!』は、ほんわかとした日常系のストーリーながら、演奏シーンのアニメーションが本当に素晴らしくて、すっかり魅了されました。また、登場人物の使うシンセ(キーボード)が、自分自身が愛用しているメーカーと同じであり、機種も兄弟機にあたるシンセが使われており、強い親近感を持ちました。

 

1期に続き2期も続けて視聴し、さらに劇場版も鑑賞しました。

 

『けいおん!』シリーズで、すっかり京アニ作品の虜になり、次々に借りて観ました。

さらに、聖地巡礼で、滋賀県豊郷町の豊郷小学校の旧校舎群(ヴォーリズによる歴史的な建造物)を見に行ったのも、良い思い出です。

 

 

『けいおん!』シリーズに続き、『涼宮ハルヒの憂鬱』は、テレビシリーズと劇場版『涼宮ハルヒの消失』も観ました。

さらに、『AIR』『Kanon』『CLANNAD』『らき☆すた』『MUNTOシリーズ』『日常』と、それまでに制作されていた京アニ作品のほとんどを、鑑賞しました。

 

中でも『AIR』や『CLANNAD』は、見事な映像美と感動的なストーリー、そして素晴らしい音楽に心打たれました。

『CLANNAD』は1期と2期を一気に通して見ましたが、特に2期の終盤は、深い感動で号泣したのを覚えています。

 

 

そして、2012年。

初めてタイムリーで、TVで視聴した京アニ作品が『氷菓』でした。

 

岐阜県高山市の美しい風景が、アニメの中に広がっていました。

『氷菓』も、1話も漏らさずに全話視聴しました。

 

実際に京都府宇治市の、京都アニメーションの本社やスタジオの建物を見に行ったり、京アニショップ(京都アニメーションが運営するショップ)にも行ったりしました。

 

東京ではなく、関西で、世界を魅了する作品を生み出し続けている!

そのことに強く魅了され、尊敬の念を抱きました。

 

ちょうどこの頃だったと思います。今回の事件があった第1スタジオのビルも見に行きました。

外から眺めて、「ここで、あの素晴らしいアニメの数々が生み出されているんだ!」とワクワクして見上げたのを覚えています。

 

京アニのクリエーターの方達を尊敬し見習って、自分自身も、いい音楽・いい楽曲を生み出して行けるように頑張ろう!と思いました。

 

 

『氷菓』の後も、『中二病でも恋がしたい!』1期2期、『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』、『Free!』1期2期、『境界の彼方』、『甘城ブリリアントパーク』、『響け!ユーフォニアム』1期2期、『小林さんちのメイドラゴン』と観ました。

 

京アニ作品のキャラクターのデザインは、制作時期により少しずつ雰囲気が異なりますが、僕が一番好きなのは、『けいおん!』~『氷菓』、そして『たまこまーけっと』あたりのキャラクター、2009~2014年頃のキャラクターのデザインが好きです。

 

2017年以後は、一時アニメから離れたので、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『ツルネ』はまだ観ていません。

 

TVや劇場で観た、京アニ作品の中で特にお気に入りだったのは、『たまこラブストーリー』と『響け!ユーフォニアム』。

 

『たまこラブストーリー』は、京都・出町枡形商店街がモデルの町を舞台にした、TVアニメ『たまこまーけっと』の劇場版アニメです。

 

自分自身、京アニ作品の中でもっとも一番好きな作品は、この『たまこラブストーリー』です。

 

爽やかでピュアな青春ラブストーリーで、見終わった後、さわやかな気持ちになれる作品です。

この作品は、映画館へ観に行きました。劇中で流れる名曲「上を向いて歩こう」もとても印象的でした。

 

そのTVシリーズの『たまこまーけっと』も、放映中は毎回楽しみに見ました。

朗らかで、どこかあったかくて、人情味のある作品で、モデルの枡形商店街にも実際に行ったりしました。

 

そして、吹奏楽がテーマの『響け!ユーフォニアム』。

圧倒的なブラスバンドの演奏シーンは、まさに圧巻です。

 

管楽器が好きな方なら、楽しめること間違いなしの傑作アニメです。

コンクールを目指す吹奏楽部員たちの、アツいストーリーに感動できます。

 

 

やはり、京アニ作品は素晴らしく、大好きです。

 

素晴らしい作品群で、世界中を魅了されておられた京都アニメーション。

そのスタジオで起きた今回の悲劇。

 

数々の傑作を生み出してこられた方々の命が奪われた事実を思う時、やりきれない気持ちになります。

本当に悔しいです。

 

いま自分にできることは、募金したり、祈ることぐらいですが、少しでも支援につながればと思います。

近々、京都へ行き、献花に訪れ、ご冥福をお祈りしたいと考えています。 

 

また、京アニ作品を観ることも応援につながると思います。

まだ観ていなかった、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』や『聲の形』もぜひ観たいと思います。

(追記:『聲の形』観ました。いじめという重いテーマを扱いつつ、情感あふれる映像が印象的な素晴らしい映画でした。) 

(追記:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も鑑賞しました。心にじんわりと伝わってくるような、美しいヒューマン・ドラマに、強く感動いたしました。本当に素晴らしい傑作でした。9月には、この作品の映画が公開されます。事件で犠牲になられた方々の遺作でもある新作映画、劇場でしっかりと見させていただこうと思っています)

 

京都アニメーションさんが復活することを強く願い、今後も応援していきたいと思います。

 

 

京都アニメーション作品『AIR』より「夏影」【ヒーリング・ホイッスル演奏】

※数年前にYouTubeに公開した演奏です。

 

自分自身、音楽を演奏する身として、京アニ作品の音楽を演奏することで、京アニを応援していきたいと考えています。今後も、機会があればカバー演奏に取り組んで、応援したいと考えています。