③初期Ⅲ:親しみやすく明快なメロディーと明朗なサウンドの時代
⑥空海時代Ⅰ:空海の旅シリーズ第Ⅰ期 Vol.1~2 の時代
⑦空海時代Ⅱ:空海の旅シリーズ第Ⅱ期 Vol.3~4 の時代
⑧空海時代Ⅲ:空海の旅シリーズ第Ⅲ期 Vol.5~ 現在の時代
(喜多郎さんYouTube公式チャンネルより)
『Peace on Earth』(1996) YouTube再生リスト
『サーキュ・インジュヌー』(1997) YouTube再生リスト
『GAIA-ONBASHIRA-』(1998) YouTube再生リスト
『Thinking of you』(1999) YouTube再生リスト
『an ancient journey 永遠の時を』(2001) YouTube再生リスト
『Daylight Moonlight - Live in Yakushiji』(2002) YouTube再生リスト
オーケストラ・サウンドをも取り入れた、シンフォニック・ロック路線だった90年代前半から路線転換し、シンセサイザー・サウンドをメインにした、ニューエイジ路線に原点回帰した時代。
年代では、90年代後半~2000年前後の時代。
94年発売の、『マンダラ』で初めて取り入れられた、ネイティブ・アメリカンの笛=インディアン・フルート。
喜多郎さんは、その腕前をさらに磨かれて、インディアン・フルート演奏を収録した作品が増えてくるのもこの時代。
全体的に、透明感あふれる幻想的な作風に回帰しつつも、初期のころに比べて、洗練度が増した傑作が多く生み出された。
その頂点にあるのが、見事グラミー賞を受賞した『Thinking of you』。
そして、シルクロード以来20年ぶりのNHKとのタッグとなった、NHKスペシャル『四大文明』の音楽。
個人的には、この“アメリカ時代Ⅱ”から、次の“空海時代Ⅰ”の頃の作風が一番好き。
<この時代のオススメ曲>
◎『サーキュ・インジュヌー』より「仮面を被った軽業師」
ミニマル・サウンドをベースにした、“カッコいい”系の曲。喜多郎さんの数多い作品の中でも、スタイリッシュでクールな曲として、異彩を放っている。『サーキュ・インジュヌー』は、もっと評価されるべき喜多郎作品。
◎『Thinking of you』のすべて
アルバム『Thinking of you』は、どの曲も最高レベルのクオリティであり、グラミー受賞も納得の大傑作。現時点(2019年)では、数多いグラミー・ノミネートの中で、唯一の受賞作となっている。喜多郎作品の最高峰。
◎『an ancient journey 永遠の時を』より「魔法の大地」
『四大文明』の音楽は、シンセサイザー・サウンドをメインにしつつも、壮大なスケール感や、時空を超えたダイナミズムあふれる音楽が魅力的だった。この「魔法の大地」も、ダイナミックな喜多郎サウンドを堪能できる。