<喜多郎さんの作風の変遷について>

②初期Ⅱ:シルクロード時代

 

(喜多郎さんYouTube公式チャンネルより)

 

『シルクロード-絲綢之路』(1980YouTube再生リスト

 

『シルクロード-絲綢之路』(1981YouTube再生リスト

 

『イン・パースン』(1980YouTube再生リスト

 

『敦煌』(1981YouTube再生リスト

 

 『氣』(1981YouTube再生リスト

 

1000年女王』(1982

 

 天竺』(1983

 

 

 喜多郎さんの代表作にして、出世作となった「シルクロード」のテーマ曲をはじめ、NHK特集『シルクロード』関連の作品が中心の時代。

 

『天界』『大地』の頃に比べて、シンセサイザーのサウンドがメインとなり、広がりを感じさせる雄大な曲調の作品が増える。

 

幻想的・瞑想的な曲調が多く、世間一般的には、“喜多郎さんの曲”というと、この頃の作品のイメージを持っている人が多いかもしれない。

 

喜多郎さんと、その音楽が、広く世に知れ渡った時代。

 

また、『氣』の「空の雲」や、『1000年女王』の「コズミック・ラブ」はコアなファンも多く、この時代の作品は、現在でも高く評価されている。

 

 

<この時代のオススメ曲>

 

◎『シルクロード-絲綢之路』より「絲綢之路(しちゅうのみち)」

 一般的に「シルクロードのテーマ」とされているメロディーがこの曲。喜多郎さんの1番の代表曲。ちなみに、自分自身はあまり“お笑い”には詳しくないのだが、笑い飯という漫才コンビが、この曲をネタにしていたらしい。

 

◎『敦煌』より「風神」「巡礼の旅」

 アルバム『敦煌』は、初期の時代の最高傑作と位置付けている名作だが、中でもこの2曲がおすすめ。この透明感あふれる美しいシンセサイザー・サウンドは、喜多郎さんならではの音世界。

 

◎『天竺』より「朝もや」

 

 美しい旋律と、曲の後半のダイナミックなサウンドが素晴らしい。もっと評価されるべき、隠れた名曲。

 

 

喜多郎さんの主要作品一覧・目録